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宗圓卓の点前, Wherever you want

お茶の道具で最も高価なものは、茶室です。

茶室には露地も付随します。しかし、

茶室がなければ、お茶はできないでしょうか? 

茶室があれば茶の湯になるのでしょうか?

  

茶の湯を日常から遠ざけている原因の一つに、

正座を強いることが挙げられます。

​着物や畳も現代の生活様式には残っていませんし、

正座を続けることで慢性的な膝痛となり日常生活に支障をきたします。

茶事にあたり表千家七代家元如心斎は

「客に苦を強いて、何が茶の湯か」という言葉を残されています。

 

確かに、椅子を用いた点前が各流派において制定されていますが、

立礼卓・立礼点前は、亭主の点前座と客の席が

舞台と観客席のように離れています。

茶事のように主客の心が通う一座建立には不向きと考え、

組立式の宗圓卓を創作しました。

​ 

宗圓卓は、いずれの場所であっても円卓のように亭主と客が

同じテーブルに向き合い、椅子に腰掛けることで、

4時間に及ぶ茶事のあいだ、膝の痛みに気を殺がれることなく、

茶事そのものを楽しむことができます。

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